西丹沢/河内川水系湯ノ沢黒棚ノ沢(四ノ沢) 2020年11月13日
2020年11月13日(金、晴)湯ノ沢黒棚ノ沢(四ノ沢)【単独】
黒棚ノ沢を遡行して大杉山南山稜の紅葉を楽しんできました。
「中川温泉~深田堰堤~黒棚ノ沢~中ノ俣乗越~大杉山南山稜~丹沢湖北岸」
▼黒棚落ち口から

▼トラバースして中ノ俣乗越へ

▼秋色に染まる大杉山南山稜(小割沢ノ頭付近)


新松田駅[7:15]=🚌=[8:24]中川温泉入口バス停~[8:47]湯ノ沢下流堰堤上~[9:17深田堰堤9:27]~[10:00]六ノ沢・七ノ沢両門の滝基部~[10:25]黒棚基部~[10:46F1黒棚落ち口11:10]~[11:20F2(2段25m滝)基部11:30]~[12:03]F2落ち口~[12:20]標高725m二俣(左へ)~[12:40]標高750m辺り苔ルンゼで脱渓右岸へ~標高850m~880m辺りトラバース(獣道?経路痕?)~[13:58]中ノ俣乗越~[14:38小割沢ノ頭15:00]~[15:14]大杉山~[15:32]遠見山~[15:40]戸沢ノ頭~[16:15千代ノ沢園地展望台]~[16:22千代ノ沢園地駐車場16:55]~[17:03おかべ酒店17:15]~[17:20]浅瀬入口バス停(発)17:25
▼中川温泉入口バス停で下車、新湯ノ澤橋で河内川(中川川)を渡って湯ノ沢に向かう。

温泉街のイロハモミジがいい色に染まっていた。

湯ノ沢下流堰堤上から湯ノ沢に入る。
ゴーロを少し進み左(右岸)に日向ノ沢(二ノ沢)F1が見えてきたら右(左岸)に上がり、経路を辿って行くと本流に連続する堰堤3つを巻いて三ノ沢正面に降りる。
三ノ沢を覗いてF1をパチリしたらゴーロを進み、沢が左、右、左と曲がるとようやく本流にも滝らしい滝(3m)が見えてくる。これを右から巻いて越えると沢は更に左に曲がり、眼前に深田堰堤が現れる。
▼小滝2つを従えた深田堰堤、左に巻き道がある。

深田堰堤を越えると右から十ノ沢(悪沢)、九ノ沢(大杉ノ沢)が出合い、間を置かずに八ノ沢が見上げるような大滝で合わさってくる。高さだけなら湯ノ沢支流では一番だろう。
▼八ノ沢大滝、多段すべて合わせると70m位か。

更に本流を100m程進むと標高500mで二俣、今日目指す黒棚ノ沢(四ノ沢)は直進だが、その前に右折して赤棚(五ノ沢F1)や中ノ俣(六ノ沢)・深田ノ沢(七ノ沢)のF1が並ぶ両門の滝を眺めてくることとする。
▼赤棚は少しズームで

▼伽藍状に並ぶ両門の滝、左は六ノ沢F1、右は七ノ沢F1

【黒棚ノ沢(四ノ沢)】
標高500m黒棚ノ沢出合まで戻り、沢幅狭まった中を50m程進み黒棚基部へ。普段は黒光りする堂々とした滝が眺められるのだが、今日は日に燦燦と照らされ、黒ではなくて白く光ってしまっていた。
戻って二俣尖端から尾根上の経路に乗り、黒棚落ち口へ降りたら遡行開始、F2(2段25m)基部までは歩いたことはあるが、それより上は初めてである。事前情報は調べて無いのでドキドキ半分、ワクワク半分。
▼黒棚35m、日に当たって黒光りが撮れなかったのは残念。

▼落ち口に向かう尾根上には真新しい熊糞が落ちていた。

▼尾根道からの紅葉、七ノ沢側。

▼落ち口からパチリ(トップ画像も)



▼標高580m二俣で左はすぐ壁状になって終わり、本流右に入ると2段25mが立ち塞がる。

ここまでは2年前にイガイガさんと訪問したが、今日はこれを越えて上へ。
直登はハナから諦め、左右どちらからか巻くことになるが、見上げたところ、沢へ戻るには右(左岸)から巻いた方が良さそうに見えた。
▼右から巻き途中、ザレた急斜面を木や根を頼りに登ったが結構悪かった。

落ち口へと伸びる小尾根に到着したら、今度は沢床へと向かうが、最後の10m程の急斜面では立ち木も無くなり、右に左に木の根を探しながらギリギリの下降となった。ロープがあれば懸垂下降が安全。
▼25m棚落ち口に立つ。

▼そこから上は暫く快適な涸棚が続く。



▼次第に角度の増した苔ルンゼ状となり、標高750m辺りで脱渓。

左右眺めたら右の方が安全そうに見えたが、この後は日向ノ沢(二ノ沢)右俣源頭付近に新設された仕事道を訪ねてみるつもりだったので、あえて左側(右岸)へ。ここも脆い岩壁20m程の登りがF2巻きに劣らず悪かった。
安全地帯に到着すると向かおうとした二ノ沢側からチェーンソーの音、作業中だと邪魔になるな、今日は新設仕事道探索は中止としよう。
ではとブナノ平に向かって登って行くと標高850m辺りに水平経路の痕跡が現れた、二ノ沢側と中ノ俣乗越を繋いでいた炭焼道の跡のようだ、一部は以前目にしていたがまだ辿ったことは無い、丁度いい機会だ、ブナノ平はヤメ、今日はこれを辿って中ノ俣乗越に出てみることに。
▼水平経路から黒棚ノ沢源頭をパチリ

▼経路痕、写真では判りづらいか。

▼四ノ沢左岸尾根横断

正しく辿ったかどうかは判らないが中ノ俣乗越に到着(トップ画像2枚目)して炭焼道跡探索終了。
以降、稜線の紅葉を楽しみながら南下、丹沢湖北岸千代ノ沢園地展望台に降り立ったらシルエット富士が迎えてくれた。
▼稜線紅葉3枚



▼ハイお疲れさん


黒棚ノ沢F2上の涸棚歩きは楽しかったが、巻きや逃げは悪かった。
16.8km(山行分は12.9km)
25,873歩(山行分は19.900歩)
ヒヤリハット:
①F2巻きと脱渓斜面の悪さ
②巻きや逃げ中に木の根を穿って両手人差し指と中指の爪を痛めてしまった。
③枯れ枝を足の間に挟んで転びそうになる(大杉山)
黒棚ノ沢を遡行して大杉山南山稜の紅葉を楽しんできました。
「中川温泉~深田堰堤~黒棚ノ沢~中ノ俣乗越~大杉山南山稜~丹沢湖北岸」
▼黒棚落ち口から

▼トラバースして中ノ俣乗越へ

▼秋色に染まる大杉山南山稜(小割沢ノ頭付近)


新松田駅[7:15]=🚌=[8:24]中川温泉入口バス停~[8:47]湯ノ沢下流堰堤上~[9:17深田堰堤9:27]~[10:00]六ノ沢・七ノ沢両門の滝基部~[10:25]黒棚基部~[10:46F1黒棚落ち口11:10]~[11:20F2(2段25m滝)基部11:30]~[12:03]F2落ち口~[12:20]標高725m二俣(左へ)~[12:40]標高750m辺り苔ルンゼで脱渓右岸へ~標高850m~880m辺りトラバース(獣道?経路痕?)~[13:58]中ノ俣乗越~[14:38小割沢ノ頭15:00]~[15:14]大杉山~[15:32]遠見山~[15:40]戸沢ノ頭~[16:15千代ノ沢園地展望台]~[16:22千代ノ沢園地駐車場16:55]~[17:03おかべ酒店17:15]~[17:20]浅瀬入口バス停(発)17:25
▼中川温泉入口バス停で下車、新湯ノ澤橋で河内川(中川川)を渡って湯ノ沢に向かう。



湯ノ沢下流堰堤上から湯ノ沢に入る。
ゴーロを少し進み左(右岸)に日向ノ沢(二ノ沢)F1が見えてきたら右(左岸)に上がり、経路を辿って行くと本流に連続する堰堤3つを巻いて三ノ沢正面に降りる。
三ノ沢を覗いてF1をパチリしたらゴーロを進み、沢が左、右、左と曲がるとようやく本流にも滝らしい滝(3m)が見えてくる。これを右から巻いて越えると沢は更に左に曲がり、眼前に深田堰堤が現れる。
▼小滝2つを従えた深田堰堤、左に巻き道がある。

深田堰堤を越えると右から十ノ沢(悪沢)、九ノ沢(大杉ノ沢)が出合い、間を置かずに八ノ沢が見上げるような大滝で合わさってくる。高さだけなら湯ノ沢支流では一番だろう。
▼八ノ沢大滝、多段すべて合わせると70m位か。

更に本流を100m程進むと標高500mで二俣、今日目指す黒棚ノ沢(四ノ沢)は直進だが、その前に右折して赤棚(五ノ沢F1)や中ノ俣(六ノ沢)・深田ノ沢(七ノ沢)のF1が並ぶ両門の滝を眺めてくることとする。
▼赤棚は少しズームで

▼伽藍状に並ぶ両門の滝、左は六ノ沢F1、右は七ノ沢F1

【黒棚ノ沢(四ノ沢)】
標高500m黒棚ノ沢出合まで戻り、沢幅狭まった中を50m程進み黒棚基部へ。普段は黒光りする堂々とした滝が眺められるのだが、今日は日に燦燦と照らされ、黒ではなくて白く光ってしまっていた。
戻って二俣尖端から尾根上の経路に乗り、黒棚落ち口へ降りたら遡行開始、F2(2段25m)基部までは歩いたことはあるが、それより上は初めてである。事前情報は調べて無いのでドキドキ半分、ワクワク半分。
▼黒棚35m、日に当たって黒光りが撮れなかったのは残念。

▼落ち口に向かう尾根上には真新しい熊糞が落ちていた。

▼尾根道からの紅葉、七ノ沢側。

▼落ち口からパチリ(トップ画像も)



▼標高580m二俣で左はすぐ壁状になって終わり、本流右に入ると2段25mが立ち塞がる。

ここまでは2年前にイガイガさんと訪問したが、今日はこれを越えて上へ。
直登はハナから諦め、左右どちらからか巻くことになるが、見上げたところ、沢へ戻るには右(左岸)から巻いた方が良さそうに見えた。
▼右から巻き途中、ザレた急斜面を木や根を頼りに登ったが結構悪かった。

落ち口へと伸びる小尾根に到着したら、今度は沢床へと向かうが、最後の10m程の急斜面では立ち木も無くなり、右に左に木の根を探しながらギリギリの下降となった。ロープがあれば懸垂下降が安全。
▼25m棚落ち口に立つ。

▼そこから上は暫く快適な涸棚が続く。



▼次第に角度の増した苔ルンゼ状となり、標高750m辺りで脱渓。

左右眺めたら右の方が安全そうに見えたが、この後は日向ノ沢(二ノ沢)右俣源頭付近に新設された仕事道を訪ねてみるつもりだったので、あえて左側(右岸)へ。ここも脆い岩壁20m程の登りがF2巻きに劣らず悪かった。
安全地帯に到着すると向かおうとした二ノ沢側からチェーンソーの音、作業中だと邪魔になるな、今日は新設仕事道探索は中止としよう。
ではとブナノ平に向かって登って行くと標高850m辺りに水平経路の痕跡が現れた、二ノ沢側と中ノ俣乗越を繋いでいた炭焼道の跡のようだ、一部は以前目にしていたがまだ辿ったことは無い、丁度いい機会だ、ブナノ平はヤメ、今日はこれを辿って中ノ俣乗越に出てみることに。
▼水平経路から黒棚ノ沢源頭をパチリ

▼経路痕、写真では判りづらいか。

▼四ノ沢左岸尾根横断

正しく辿ったかどうかは判らないが中ノ俣乗越に到着(トップ画像2枚目)して炭焼道跡探索終了。
以降、稜線の紅葉を楽しみながら南下、丹沢湖北岸千代ノ沢園地展望台に降り立ったらシルエット富士が迎えてくれた。
▼稜線紅葉3枚



▼ハイお疲れさん


黒棚ノ沢F2上の涸棚歩きは楽しかったが、巻きや逃げは悪かった。
16.8km(山行分は12.9km)
25,873歩(山行分は19.900歩)
ヒヤリハット:
①F2巻きと脱渓斜面の悪さ
②巻きや逃げ中に木の根を穿って両手人差し指と中指の爪を痛めてしまった。
③枯れ枝を足の間に挟んで転びそうになる(大杉山)