東丹沢/二ノ塔尾根~表尾根~大倉尾根 2020年7月12日
2020年7月12日(日、曇~一時雨)菩提バス停~葛葉の泉~二ノ塔尾根~表尾根~大倉尾根~西小学校前バス停【単独】
葛葉沢遡行も念頭に入れ、水陸両用で葛葉の泉に向かったが、坊坂に差し掛かかった辺りで体調に異変、ザックが急に重くなり、首や肩が凝って背中も異常に張ってきた、沢に入るにはヤバい兆候だ。
今日は水量多く、気持ち良さそうな葛葉沢だったが、安全第一、沢は止めて尾根歩きとする。入渓準備中の沢屋さんを横目で見ながら取り敢えず二ノ塔尾根へ、表尾根まで行ければ季節の花が楽しめるだろう。
案の定、二ノ塔尾根途中で持病発生、眼前暗黒となってヒルの巣窟に横たわる始末、首を吸血されてしまったがしょうがない。滝場だったら大変なことになってしまうところだった。
暗黒感が消えたら一歩一歩足を運びながら慎重に登る。次第に症状改善、菩提峠からの道を合わせる辺りでは背中の張りも消え、二ノ塔に到着したら、さっきまでの変調が嘘のようになっていた。
以降、表尾根稜線をブラブラと花鑑賞しながら西進、期待した花は今年も無事に咲いていた。
どうにか持った天候も塔ノ岳で急変、大雨となって逃げるように大倉尾根で下山。
🌸「キンレイカ」
🌸「クモキリソウ」に「クモ」、バックの青はマイザック

😊

(@_@。ハイスピードで登る上半身裸のマッチョマン外人部隊、塔ノ岳直下で。


秦野駅北口[5:50]=🚌=[6:05]菩提バス停~[7:05]葛葉の泉~二ノ塔尾根~[10:20二ノ塔10:25]~三ノ塔~鳥尾山~行者ヶ岳~政次郎ノ頭~新大日~[14:35]塔ノ岳~大倉尾根~[16:18]大倉尾根登山口~[17:00]西小学校前バス停=🚌=[17:07]渋沢駅北口
▼菩提バス停から丁度1時間で葛葉の泉へ。

▼沢は止めて二ノ塔尾根へ。道標では山頂まで1時間半の表示になっているが自分には絶対無理。

▼雨上がりだからしょうがないね。

この後、ウヨウヨ地帯で横になってしまったら首に( ;∀;)
🌸「ヤブレガサ(破れ傘)」キク科ヤブレガサ属の多年草


🌸「トンボソウ(蜻蛉草)」ラン科ツレサギソウ属の多年草

🌸


土の中から現れ始めたばかりの小さな腐生植物、5cm位のが2株。蕾のように見えるのはこれから咲くのかな、機会があればもう一度。
🌸「シロバナイナモリソウ(白花稲森草)」アカネ科イナモリソウ属の多年草

🌸「ナンテンハギ(南天萩)」マメ科ソラマメ属の多年草

▼ようやく二ノ塔に到着10:20、寝転んだり座り込んだりで登山口から道標タイムの倍以上、3時間15分も掛かってしまった。同時にヤビツ峠側から到着したパーティーは多分ヤマレコユーザー。この後、何回か相前後することに。

▼三ノ塔、今日は展望無し。


🌸「アカショウマ(赤升麻)」ユキノシタ科チダケサシ属の多年草、3回3出複葉。

🌸似ているが、2回3出複葉のこれはバラ科の「ヤマブキショウマ」のようだ。

この辺でこんな感じで咲くのは全部アカショウマと思ってあまり良く観察してなかったが、なんとなく感じが違うのでよく見たら葉っぱが違っていた。2回、3回の違いのほか側脈が縁まで達している、いない、の違いもあった。
🌸稜線の「オオバギボウシ」はまだ蕾

🌸「キンレイカ」オミナエシ科オミナエシ属の多年草(トップ画像も)、岩場に咲き始めていた、まだ蕾だけの株も。


😊「ウ〇〇ウラン」今年も無事でした


🌸「コアジサイ」と「シモツケ」、今年最後のパチリとなりそうだ。

🌸「オオバイケイソウ」もそろそろ終わり。



▼塔ノ岳に14時35分、いきなりの大雨となって山頂にいた人達は一斉に山荘へ、自分は合羽を被って即大倉尾根へ。


大倉登山口に下山16時18分、ハイカーいっぱいの大倉発バスは嫌って、そのまま渋沢駅に向かってトボトボと。
▼駅まであと少しの所で大粒の雨がポタポタ、ウェアを着ようとしていたら丁度菩提からのガラガラバスが来た、これ幸いと飛び乗って、ハイ今日もお疲れさん。すぐにザーッと来てかろうじてセーフ







他に稜線で見た花は、イワキンパイ、ウスユキソウ、コウゾリナ、ニガナ、ノイバラ、バライチゴ、ミヤマイボタ、ヤハズハハコ、ヤマアジサイ、ヤマオダマキ、ヤマホタルブクロなど。
23.4km(山行分との区分不明瞭)
38,885歩( 〃 )
ヒヤリハット:持病発生(眩暈、眼前暗黒、全身疲労)、回復に横たわった場所は蛭の巣窟、首をやられてしまった。